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体調管理も仕事のうち(`・ω・´)健康まとめサイト

大人のための健康維持に役立つ情報をまとめています。栄養のある食べ物や運動方法など30代40代の社会人に向けた健康総合ブログです。

人食いバクテリアのによる劇症型溶血性レンサ球菌感染症の症状と予防策。致死率30%の危険な病気

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ニュースなどで「人食いバクテリア」と取り上げられて話題になった「劇症型溶血性レンサ球菌感染症」の患者数が過去最多となり、怖くなった方も多いのではないでしょうか?


発症後数十時間で死に至る事も少なくなく、致死率はなんと30%以上と言う恐ろしいこの「人食いバクテリア」について正しい知識を身につけておきましょう!



「人食いバクテリア」とは何者か?

恐ろしい名称がつけられセンセーショナルな報道がなされている「人食いバクテリア」ですが、正式名称は「劇症型溶血性レンサ球菌感染症」で突発的に発症し急速に多臓器不全に進行する「A群溶血性レンサ球菌」による感染症です。このA群溶血性レンサ球菌は決して珍しい菌ではなく全体の2~3%の人が咽頭等に常駐しており、たとえ感染しても通常は症状が出ない事が多くほとんどは咽頭炎や皮膚の感染症の形で発症します。

ただし稀に菌が傷口から血液などに侵入し、劇症化と今回取り上げられている様な死に至る恐ろしい感染症として報告されるのです。しかしその劇症化について国立感染症研究所の池辺忠義主任研究官は「なぜ劇症化するのか詳しく分かっておらず、けがをした場合には、きちんと消毒して病原菌が入らないようにしてほしい」とNHKニュースで話していました。
また、一般的に咽頭炎の症状として現れるA群溶血性レンサ球菌感染の多くは小児がり患しますが、劇症型溶血性レンサ球菌感染症は子供から大人までの広範囲に発症し特に30歳以上の大人に多いのが特徴ですから大人世代の私たちは注意が必要です!

この劇症型溶血性レンサ球菌感染症が最初に報告されたのは1987年のアメリカで、その後ヨーロッパやアジアでも報告されています。日本での最初の症例は1992年で、調査が始まったのが1999年ですから比較的新しい病気と言えるでしょう。感染症法においては全数報告対象(5類感染症)で、その数の報告が義務付けられています。
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国立感染症研究所のデータによると、感染者数は2014年が273人だったのに対し2015年は8月9日までで既に279人にのぼり調査開始以来最多となっています。

感染するとどうなる?

国立感染症研究所によると、劇症型溶血性レンサ球菌感染症は「初期症状として四肢の疼痛、腫脹、 発熱、血圧低下などで、発病から病状の進行が非常に急激かつ劇的で、発病後数十時間以内には軟部組織壊死、急性腎不全、成人型呼吸窮迫症候群 (ARDS)、播種性血管内凝固症候群(DIC)、多臓器不全(MOF)を引き起こし、ショック状態から死に至ることも多い」とされています。
初期症状の中でも最も一般的なのは通常四肢に現れる疼痛で、急激に始まりその痛みは激しいものです。この疼痛の前に発熱、悪寒、筋肉痛、下痢のようなインフルエンザに似た症状が約20%の患者に見られており、そのため最初は風邪やインフルエンザと勘違いしてしまう事もあるようです。
発症から症状の悪化までの時間が非常に短いのが特徴的で、ほとんどの患者に認められる発熱や疼痛等を自己判断で風邪やインフルエンザと間違ってしまうと治療が遅れ最悪の事態になりかねませんから正しい医療機関の受信が大切ですね。

感染しないためには?予防法と対策

上で書いたようにA群溶血性レンサ球菌は私たちが日常的に保有している可能背も十分にある菌です。ただし免疫力が低下した時などに発症し、劇症化する事がありますから、特に季節の変わり目などには体のバランスが崩れないように注意する必要があります。
また、主な経路は喉からで咳で感染する事があります。予防としては風邪等と同じく手洗いうがいの徹底とマスクが効果的でしょう。マスクを付ける事でのどの乾燥を防ぐ効果もありますから積極的に活用する事をお勧めします。
「劇症型溶血性レンサ球菌感染症」は劇症化すると非常に恐ろしい病気ですが、早期発見・早期診断・適切な治療によって命が助かる可能性が高いので疑いのある初期症状があればすぐに医療機関を受診しましょう!