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若者の自殺者数一位の日本。自分と身内・友人の自殺を防ぐために出来る事とは?

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突然ですが2014年の日本における自殺による死亡者の数をご存知ですか?

先日テレビのニュースでも取り上げられていたのでご覧になった方も多いかも知れませんね。先進諸国の中でも群を抜いて高い日本の自殺者数、更にいわゆる働き盛りと言われる年代の自殺者も多く私たちにとっても決して他人事ではないのです。自分は勿論身近な人の自殺を防ぐために出来る事を考えてみましょう。




自殺の現状~日本の自殺者は異常な多さ!?~

 まずは自殺の現状を知るために統計情報をまとめておきましょう。警察庁と内閣府によると2014年の自殺者の総数は2万5,427人、そのうち男性が1万7386人女性が8,041人と圧倒的に男性が多く女性の約2.3倍です。
昨年2013年度と比べると1,856人(約6.8)の減少で、これで減少は5年連続になります。政府としては自殺防止対策や景気回復の相対的結果として明るい兆しとしていますし、年間の自殺者が減少している事は勿論嬉しい事なのですが喜んでばかりもいられない現状が存在します。

 第1に世界の中での日本の自殺率が異常なまでに高いままだと言う事。特に15歳から34歳の若年層では死因のトップが自殺。勿論先進国の中で嬉しくないトップですし、フランス・ドイツ・カナダ・米国・英国・イタリア等の先進7カ国の中で若年層の死因で自殺が第1位なのは日本だけなのです。他国では死因第1位は不慮の事故で、自殺は2位か3位ですし2位の国でも死亡率が20%を超えているのは日本だけ。自殺者が減ったと言ってもこの数値は明らかに異常なのです。

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 第2にいわゆる働き盛りと言われる30~39歳の年齢でも死因率の第1位はダントツで自殺であると言う問題点があります。特に30~34歳の年齢区分では死亡原因第2位の悪性新生物(がん)が685人で割合で考えると16.9%なのに対して自殺は1,587人で20.8%ですから自殺率の高さが良く分かりますね。
統計的にも男性が多い事に触れた通り、女性は15から34歳までは自殺が1位、35歳以降は悪性新生物が死因第1位に変わるのですが男性はなんと15歳から44歳までの死因トップが自殺なのです。
今年の結果を分析した内閣府は「中高年の男性の数が著しく減少し、健康や経済が原因の自殺も大幅に減った。09年から地域ごとにきめ細かい対策を行えるよう財政支援した効果が表れた」と説明していますが手放しには喜べません。家族や友人、同僚、知人、勿論自分自身にとっても決して関係がない問題と言える数字では無いと言う事が分かりますね。また、いわゆる「表には出ていない自殺者」が統計には反映されていないと言う意見もあるので実際にはカウントされていないだけでもっと多くの方が自ら死を選んでいる事になるのです。

自殺を防ぐために~自分を守る~

 30代や40代前半の多くの人は何らかの形で勤労している場合が多いでしょう、その中では様々なストレスが発生していると思いますし、家庭においても社会的にも責任ある立場になるのもこの時期の特徴と言えます。自殺の要因として健康上の問題、人間関係、勤労問題、アルコールによる問題などが挙げられますが、ここでは特に勤労者としての自分の心の健康を守るためにメンタルヘルスについて考えてみましょう。
 メンタルヘルス(精神的健康)には様々な意味合いが込められていますが、自殺予防研究センターによると職場において、メンタルヘルスという言葉は、『「こころの健康」という意味にとどまらず、もっと積極的に「働く人たちの健康な職場づくりを推進していこう」という意味合いが込められています。』とされています。
働き盛りの自殺を防ぐためにこのメンタルヘルスは特に重要で、国としても過労死や過労自殺を防止する対策を定めた「過労死等防止対策推進法(過労死防止法)」を2014年11月1日に施行すると閣議決定するなどして対策に力を入れています。こうした対策も重要ですが、自分の体と心を守るためにはセルフケアが大切です。
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・メンタルヘルス不調(精神的不健康)にならないためにできる事

 職場環境や労働条件などのストレスの外的要因を変える事は簡単な事ではありませんし、そこへの取り組みは個人ではなく集団や管理監督者の役割になるのでまずは自分で出来るケアをしてストレスマネジメントを行っていきましょう!
ストレス状況(何らかの対処が必要な状況や変化)は私たちが生きていく過程で必ず発生し、それに対する反応(ストレス反応)に対処したりストレス状況自体を改善させながら仕事や日常を過ごしていきます。このストレスが慢性化したり上手く反応できなかったりする状況が続くと”ストレスが溜まっている”状態になるのです。これに対処するためのセルフケアとして次のような事が挙げられるかもしれません。

・自分のストレス反応を知る

 ストレス反応の出方は人それぞれです、食べ過ぎや飲み過ぎ、体の不調など身体的に表れやすい人もいれば、無気力や落ち込み、何に対しても興味が無くなったり誰にも会いたくないと言う心理的に表れやすい人もいます。自分がどちらの傾向に近いかをまず振り返ってみましょう。

・対処法のレパートリーを増やす

 ストレスに対する上手な対処法を「ストレスコーピング」と言います。いわゆるストレス解消法の事ですが、これのレパートリーを増やす事は重要です。例えばリラクゼーションや趣味、運動、適度な飲食、休息などですね。この解消法のレパートリーが多い程様々なストレスに柔軟に対処する事ができますから、趣味や交流など自分に合ったものを積極的に探してみるのはどうでしょうか。

もし周りの人がこんなサインを出していたら…、あなたに出来る事

 まず自分自身のメンタルヘルスを良い状態に保つと共に、できる範囲で身近にいる人の悩みやサインに気付いて自殺予防に努めたいものです。あなたの周り、パートナーや友人、会社の同僚にこんなサインを発している人はいませんか?

・厚生労働省による【自殺のサイン(自殺予防の十箇条)】

①うつの症状に気をつけよう(気分が沈む、自分を責める、仕事の能率が落ちる、決断できない、不眠が続く)②原因不明の身体の不調が長引く③酒量が増す④安全や健康が保てない⑤仕事の負担が急に増える、大きな失敗をする、職を失う⑥職場や家庭でサポートが得られない⑦本人にとって価値あるもの(職、地位、家族、財産)を失う⑧重症の身体の病気にかかる⑨自殺を口にする⑩自殺未遂に及ぶ

⑤や⑦~⑩の様な傍目にもわかるようなサインや状況に加え、①は少しぼんやりしているかもしれませんね。例えば、最近妙に発言が後ろ向きになったり急に自分を責める言葉を言うようになったり、それまでこなしていた仕事ができなくなったりする事もこのうつのサインにあてあまります。
ではそんなサインに気付いた時、私たちには何ができるでしょうか?自殺予防のために周りができる3つのプロセスがあります。

①気づく:先程書いたようなサインの他にも、表情がずっと暗い・最近外に出ない等の前と違ったりする事が有れば声をかけてみましょう。この時に大切なのが「しっかりしろ!」「元気を出して!」ではなく、「あなたの事を心配している」と言う気持ちを伝える事です。

②受け止める(傾聴(けいちょう)):傾聴は文字通り耳を傾けて話を聴く事です。アドバイスや叱咤激励は飲み込んでゆっくりと話を聴きましょう。問題や悩みを打ち明ける事はとても勇気がいる事ですから、話してくれてありがとうと言う気持ちで相手を受け止めましょう。

③つなぐ:相手の話をじっくり聴いたら自分の中で消化したり抱え込んでしまわずに、必要であれば医療期間や相談窓口につなぎましょう。特に感情移入しやすい人は悩みに引きずられてしまう事がありますから、正しく理解している専門家につなぎつつ見守る事が重要です。

自殺は決して遠い世界の話ではありません、自殺の現状を正しく理解して自分と大切な周りの人たちが自ら命を絶つ悲しい事が少しでも減るようにできる事をしていきましょう!

関連リンク:
www.hazimetetensyoku.com