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体調管理も仕事のうち(`・ω・´)健康まとめサイト

大人のための健康維持に役立つ情報をまとめています。栄養のある食べ物や運動方法など30代40代の社会人に向けた健康総合ブログです。

スキニージーンズは体に悪い危険なジーンズだった。医師らが警鐘を鳴らすぴっちりファッションの危険性とは?

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ぴったりと脚にフィットしてスタイル良くおしゃれに見えるスキニージーンズは人気のアイテムですよね、ほっそりとしたスキニージーンズを履きこなしてる人を見ると脚の細さに見惚れてしまいます。ただしこのスキニージーンズに関して、履き方を間違えると健康被害が発生する


と言う記事を英国の「神経学・神経外科学・精神医学ジャーナル」の電子版が2015年6月23日に掲載した事をご存知ですか?せっかくのオシャレも体に害になっては元も子もありません。
スキニージーンズの正しい知識と今回指摘された健康被害をきちんと理解してスキニースタイルを楽しみましょう!


 そもそも「スキニー=ほっそりとした、痩せた(skinnyを直訳すると「痩せこけた、骨と皮ばかりの」と言う意味になります。これを見ると怖いですね)」と言う意味で使用され、体にぴったりとフィットするパンツの中でもジーンズを用いたものを「スキニージーンズ」と言います。
ファッションリーダーとしても人気のある英国のキャサリン妃がしばしば愛用している事でも有名で、最近は女性だけでなく男性でも愛用している人も多いようです。
 

衝撃を与えた今回の論文内容

 「神経学・神経外科学・精神医学ジャーナル」の電子版に2015年6月23日に掲載された今回の論文はオーストラリアのロイヤル・アデレード病院のKarmen Wai医学博士らによるもので、35歳の女性の症例を取り上げています。
記事によるとこの女性はスキニージーンズを着用して引っ越しの手伝いで数時間しゃがんだまま作業を行ない、その後脚の感覚が無くなりそのまま動けなくなって病院に搬送されました。筋肉や神経が損傷し血流がと何処って重篤な障害が起きる「コンパーメント症候群」になったと診断され、治療を受けて歩けるようになるまで4日もかかったそうです。
論文執筆者の一人であるトーマス・キンバー医師は、地元メディアに「彼女が病院に着いたとき、ふくらはぎの張れは深刻かつ異常で、ジーンズを切断しなければ脱がせられなかった」と述べ、「病院で治療していなかったら、彼女は歩行に一生、支障をきたす神経障害に陥っていた。筋肉の損傷は腎臓の損傷につながる可能性もあったが、手当てが早く大事に至らなかった」とその症状の深刻さを語っていました。

 「コンパートメント(筋区画)症候群」について日本救急医学会は「骨折や打撲などの外傷が原因で筋肉組織などの腫脹がおこり(中略)その中にある筋肉,血管,神経などが圧迫され,循環不全のため壊死や神経麻痺をおこすことがある。これをコンパートメント症候群という。とくに多くの筋が存在する前腕,下腿や大腿部で起きやすい。(中略)強い疼痛が特徴であり,他に腫脹,知覚障害,強い圧痛などがみられる。処置が遅れれば筋肉壊死や神経麻痺をおこす。」と述べています。
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 今回の症例では「コンパートメント症候群」と診断されて一躍スキニージーンズに対する警鐘が鳴らされているように感じますが、きつい衣服などで体を締め付ける事によって引き起こされる悪影響は「タイトパンツ症候群」として以前から指摘されていました。この「タイトパンツ症候群」は1993年に内科医学論文誌で内科医のオクタビオ・ベッサ博士が名付けたもので、「ピッタリしたジーンズをはくと、神経圧迫やしびれ、消化の問題が生じることがある」と説明しています。
加えて今回の論文で取り上げられた症例の他にも、腹部不快感や胸痛、胸やけなどに加え、知覚異常性大腿神経痛(太もものヒリヒリ感、麻痺、焼けるような痛み)のリスクも高まると言う指摘もあります。ですがスキニージーンズのファッションはやはり楽しみたいもの、次からはスキニースタイルを安全に楽しむ方法を考えていきましょう。

スキニージーンズを体に害なく楽しむ方法

 論文を通じてレッドカードが出されたようにも感じるスキニージーンズですが、ポイントを押さえて履く事でそのリスクを低くすることができます。健康的におしゃれを楽しむために以下のポイントを押さえておきましょう!
 
①長時間・毎日の着用を避ける
 ②スキニージーンズを履いて激しい運動や脚を圧迫するような態勢を避ける
 ③ストレッチ素材の物を選ぶ
 ④極端にサイズの小さい物を選ばない
 ⑤着用して脱いだ後には適度な運動やマッサージ、入浴などで血流を促進する

 最近ではストレッチ素材で伸び縮みする生地を使用しているスキニージーンズも売り出されています。伸縮性があれば確かに動きやすいですし作業にも向いていると思うかもしれませんが、そうした素材であってもスキニージーンズで屈んだり長時間同じ態勢で作業をしたりする事は避けることをお勧めします。
また、もしスキニーファッションを普段から着用している人で、脚に浮遊感やしびれなどの感覚を覚えた場合はすぐに締め付ける衣服を脱いで医師の診断を仰いで下さい。

オシャレ優先で体は二の次!では元も子もありません。美脚を含め美しいスタイルは健康あってこそ!体に負担を掛けない様に気を使って適度にスキニースタイルを楽しみましょう