体調管理も仕事のうち(`・ω・´)健康まとめサイト

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総合失調症は『自分がおかしい』と自覚出来れば治療は楽。一番怖いのは周囲に理解ある人がいないこと

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 統合失調症の発症原因は解明されてはいませんが、私の場合はそれまでの拒食症に近い症状での精神的不安定さからきたのではないかと思っています。

 その不安から『周りはこう思っているかもしれない』と自分の中で膨らんだ思いを、自分が抱いた思いだという自覚が持てずに『聞こえてきた声』として認識してしまった点が、結果として自身を追い込む結末になってしまったのだと考えています。



 今回の件での救いだったのは、自分の中で『おかしい』と思えたことです。精神を病んでしまうと、周りの意見が全く耳に入らないだけではなく、自分のことも周りのことも客観的な視点から冷静に判断することが出来ません。処方された薬を飲んだことですぐに幻聴がおさまったことから、恐らく私の病は軽度だったのかもしれませんが、これで軽度なら、重症はどんな状態になるのか、想像しただけでも背筋が凍ります。

 もう一つの救いは、先輩が病院へ導いてくれ、付き添ってくれ、見捨てないでいてくれたことです。連絡したときに『ばかじゃないの』などと真剣に向き合ってくれなければ、私は病院へ行くこともなかったでしょうし、もちろん病気だと知ることもなく、『死ねばいい』と聞こえるがまま、命を落としていたことも十分に考えられます。精神病への知識があるないに関わらず、このように支えてくれる存在は、本当に大きいと感じました。


 人は無意識のうちに気持ちが浮き沈みします。自覚はなくても、良く調べてみたら精神を病んでいると診断される人は、世の中にかなりいるのではないかと思います。そういう意味では、100人に1人統合失調症の人がいるというのも納得できます。

 精神を病んでいる人全てが『自分は精神病かもしれない』なんて、恐らく思わないと思います。

 さて、あれから10年ほど経ちますが、今のところ病院にお世話になることもなく、幻聴が聞こえてくるわけでもなく、順調に生活できています。薬ももう何年も飲んでいません。もちろん最初から全く聞こえなくなったわけではありません。色々経験したことで神経が良くも悪くも図太くなったこともありますが、周りの目や言葉を気にしなくなったことが大きいと思います。

 性格的なものなのか、病気の名残なのか、やたら考え込んだり心配になることも多々ありますが、何か思うことがあったら誰かに尋ねてみたりするなどしてうまく気持ちをコントロールしながら自分と向き合っています。

 精神病はならないようにと思って防げるものではありません。ふとしたきっかけで案外かかりやすいものだと思います。

 私の病も完全に治ったのかはわかりません。しかし、大切なことは病気にならないようにすることではなく、自分の性格や考え方を把握し、それと向き合うことだと私は思いました。

 精神病というものが世の中で認知されてきているとはいえ、まだまだ抵抗感を強く抱きがちな病です。そのためなかなか病院へ足が向かない人も多いと思います。

 差別的な思いを持っている人もいるでしょう。だから余計に誰にも打ち明けられなくなり、一人で抱え込むことでどんどん深刻な状態になってしまいます。

 今はネットが普及し、気軽に調べることも出来、相談する場所も増えました。精神面で悩んでいて、なかなか自分の周りの人に相談しにくい人は、そのようなところで打ち明けてみるのも一つだと思います。


 たとえ一言でも、自分の抱えた問題を打ち明けることはとても勇気のいることです。無理する必要はありません。しかし、一人でずっと抱え込まないでほしいなと私は強く願います。