多くの人が悩まされている冷え性。
秋冬はもちろんのこと、真夏でも手足がヒエヒエなんて人も少なくないようです。
重ね着・重ね履きをしたり、ウォーキングなどで体を動かしたりとさまざまな冷え性対策がありますが、今回は首に注目してみました。
女性の冷え性の原因は自律神経の乱れが多い
私たちの自律神経は、交感神経と副交感神経で成り立っています。
交感神経は、主に体が活動しているときに活発になります。血管を収縮させ、血圧が上昇している状態です。
その逆が副交感神経で、体がリラックスしているときに強く働きます。このとき、血圧は抑えられている状態です。
自律神経は血の巡りをコントロールして整える大切な器官なのです。
このバランスが上手くとれていれば問題ないのですが、なんらかの原因で自律神経が乱れることによって、血のめぐりが悪くなり冷え性になってしまいます。
「首」と自律神経
首には、自律神経の中枢である脳幹部が通っています。
首の筋肉がこわばっていると、脳幹部は圧迫されます。すると自律神経が乱れ、血のめぐりが悪くなってしまいます。
つまり、首の筋肉の硬直をほぐしてあげることが冷え性を治すことにつながるということです。
首の筋肉をほぐすには?
首の筋肉のこわばりをほぐすには、首を温めてあげることが一番重要です。
特に女性は男性よりも首が細い人が多く、とても冷えやすい傾向があります。
また、首の動脈は皮膚に近い場所にあり、気温に大きく影響を受けやすくなっています。
この冷えやすい首を温め筋肉をほぐすことで、全身の血流が良くなって冷え性の改善につながります。
常に首は温かい状態にキープ
首を冷やさないようにするには、常に意識をしておくことが大切です。
特に気をつけたいポイントをまとめてみました。
①なるべく首元の開いた服を避ける
出来れば、首を外気にさらすことは避けましょう。
タートルネックなど首周りが覆われているタイプの服がおすすめです。
②ストールやスカーフを活用しよう
襟の詰まった服ばかり着るのは嫌という方は、ストールやスカーフを首に巻くと冷えを防ぐことができます。
冬場はマフラー、ネックウォーマーを巻いて首を温めましょう。
③髪はすぐに乾かす
入浴後ついつい濡れた髪のままでいると、首に冷えた髪があたっていることになります。
これも首冷えの原因となってしまうので、要注意したいポイントです。
④お風呂では首まで浸かる
半身浴ブームの昨今ですが、首を温める場合はしっかりと首まで浸かりましょう。
温めたタオルを首にあてるのも、冷え防止に効果があります。
今回は、冷え性と首の関係についてまとめました。
冷え性の方には首や肩のコリに悩まされている方も多いと思いますが、首を温めることでコリも冷え性も改善されたら一石二鳥でいいですよね。
手軽に出来る首温め、是非実践してみてください。